トップページ>真鶴を旅する>岬エリア>

 
 
 真鶴半島突端の森林、「お林」に囲まれた一角に、周囲との調和を図りつつ、斬新さも兼ね備えた、コンクリート壁の洒落たデザインの建物があります。
 この建物が、生前に真鶴や福浦(湯河原町)の風景を好んで描かれた日本洋画壇の重鎮、文化勲章受章者の中川一政画伯(1893−1991)の油絵、日本画、書、陶器等を収蔵する真鶴町立中川一政美術館です。同美術館では、収蔵品560点のなかから、常時80〜90点を公開しています。
 なお、同美術館は平成元年3月の開館以来、平成2年に「第15回吉田五十八賞」(建築設計)、平成10年には「公共建築百選」(建設省=現国土交通省)を受賞するなど、建築物としても高い評価を受けています。
 
中川一政(なかがわかずまさ)
 1893年(明治26年)東京本郷に生まれる。21歳のとき最初に描いた作品「酒倉」が岸田劉生に認められ、画家を志すようになった。
 油彩だけでなく、岩彩(日本画)・書・篆刻・陶芸・装丁などその創作活動は自由奔放で多方面に渡っている。また屈託のない文章で知られる随筆、紀行文など著書も多く、1961年(昭和36年)には歌会始の召人に選ばれ次の召歌を詠進した。
 
御題「若」
「若き日は馬上に過ぎぬ残る世を
楽しまむと言いし伊達の政宗あはれ」
 
 1949年(昭和24年)真鶴町にアトリエを構え「福浦」・日本一広いアトリエと自慢する箱根「駒ケ岳」などの制作に励み、1960年(昭和35年)には福浦を描いた「漁村凱風」が全国知事会より東宮御所に献納された。
 1975年(昭和50年)82歳で文化勲章を受章。
 1989年(平成元年)3月2日真鶴町立中川一政美術館が開館する。1986年(昭和61年)に開館した松任市立中川一政記念美術館についで2つ目の美術館となる。
 1990年(平成2年)5月「中川一政美術館1周年記念展」を開催。33点の新作油彩画を発表。同年秋、パリ市立カルナヴァレ博物館に於いて「奥村土牛・中川一政二人展」が開かれた。
 1991年(平成3年)2月5日死去。享年97歳11ヶ月。同年5月「中川一政書展」を開催。前年から企画していたもので、この展覧会の図録が画伯自身の手がけた最後のものとなる。同年9月、真鶴町名誉町民の第1号となった。
 
交通:東海道線真鶴駅より真鶴岬方面行バス 中川一政美術館下車すぐ
住所:〒259-0201 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1178-1
電話:0465-68-1128
観覧料:(大人)600円、(高校生以下)350円、団体割引あり
駐車場:無料
開館時間:午前9時30分〜午後4時30分(但し入館は午後4時まで)

より大きな地図で 真鶴マップ を表示
 
お林・魚つき保安林真鶴岬三ツ石番場浦海岸中川一政美術館ケープ真鶴遠藤貝類博物館
お林展望公園与謝野晶子歌碑中川一政復元アトリエ西部警察消防車