進行の概要


7月26日 津島神社例大祭・揃い

・津島神社例大祭・揃い
 まつりは7月26日夜、お天王社(津島神社)への鹿島踊り奉納から始まります。お天王社には荒神様とされる素盞嗚尊(すさのおのみこと)が祀られていることから、この奉納は地域を支配する荒神様を鎮めるという意味もあります。
 「貴船まつりは鹿島踊りに始まり、鹿島踊りに終わる」と言われるゆえんであります。鹿島踊り奉納が終わると、東西囃子連によるはやし、続いて各子供会によるはやしが打ち込まれます。津島神社でのこれら鹿島踊り・はやしの奉納は「揃い」と呼ばれ、貴船まつりを前に、それぞれが練習を積み、技術が完成されているかという確認・検視の場という役割りもあり、祭典の実施において欠かせない重要な行事です。


7月27日 貴船まつり宵宮

・舳乗り迎え・水浮け(進水式)
 7月27日朝、推進本部役員が東西舳乗り宅に向かいます。それぞれ、口上が述べられ、舳乗りを迎え、海岸の小早船置場へ向かいます。小早船置場に着くと、まず西の舳乗りが乗船したのに続き、東の舳乗りも乗船し、水浮けの準備が整います。
 そして、櫂伝馬の進水に続き、西、東の順に小早船が進水し(これを「水浮(みずうけ)」といいます)、お仮殿前の海岸に神輿船、東西のはやし船、櫂伝馬とともに並びに待機します。

・献幣使奉迎・海上渡御(お迎え)・発輿祭
 献幣使(神社本庁からの使者)の神輿船乗船を合図に、東西はやし船は一斉にはやしを打ち込み、櫂伝馬が他の諸船を曳航し、宮の前海岸に向かいます(「お迎え」といいます)。海岸に到着した献幣使以下一行は鹿島連の出迎えを受けつつ神社に向かいます。
 この後、神社において例大祭が行われ、祭典終了と同時に境内下で鹿島連による鹿島踊りが奉納されます。神社で発輿式が行われた後、神輿は108段の階段を駆け下り、神輿・鹿島連・神職、祭典役員等は諸船が係留されている宮の前海岸に向かいます。神輿船に乗船後、再びはやしが打ち込まれ、各船はお仮殿前の海岸に向かい、一行は上陸します。

・仮殿祭
 神輿は上陸後、東船上げ場付近で海中に入るなどの後、お仮殿に入御し、仮殿祭がとり行われ、終了後、鹿島踊りが奉納されます。また花山車は発心寺から下降し、お仮殿に納められます。
 夜はお仮殿前で歌謡ショー等が繰り広げられ、宵宮の日程は終了します。


7月28日 貴船まつり当日

・町内渡御
 7月28日朝、花山車はお仮殿前に、鹿島連は西本払いで待機後、それぞれ同時に出発し、その中間地点ですれ違います(「あいちがい」といいます)。鹿島連がお仮殿前に到着後、発輿祭が行われ、この後、鹿島踊り、花山車が順次奉納され、花山車、鹿島連、神輿、はやしが町内渡御をはじめます。
 夕方、町内を巡った神輿がお仮殿に入御し、鹿島踊りが奉納されます。このころ、東西の小早船には舳乗り役の長老が乗船、各船には提灯に灯がともされる等出航の準備を完了しています。

・海上渡御(お送り)・還御
 お仮殿前の鹿島踊りが終わり、神職の神輿船乗船を合図にはやしが一斉に打ち込まれ、諸船は宮の前海岸に向かいます(「お送り」といいます)。花火が打ち上げられるなか、真鶴港を進む東西小早船と東西囃子船の4隻の提灯が海面に映る光景は幻想的で、多くの観客が去りゆく祭の寂しさを思いながら、その光景に魅了されます。
 その後、神輿は108段の神社階段を駆け上がり還御。還御の後、鹿島踊りが奉納されます。

・鹿島踊り奉納
 鹿島連は貴船神社での鹿島踊り奉納が終わると津島神社へ向かいます。そのころ、港では囃子連による昇殿が打ち込まれます。
 最後に、津島神社において鹿島踊りが奉納され、貴船まつりはその幕を閉じ、盛大に執り行われた祭りが終わり、真鶴の町は再び夜の静寂に包まれます。

最終更新日:2017年8月19日